李克強

(りこくきょう)
政治家(中華人民共和国)。元首相。読みは「りこっきょう」「リー・クーチアン」とも。また、中国簡体字表記は「李克强」。翻訳家・首都経済貿易大学教授である程虹の夫。所属政党は、中国共産党。

胡錦濤元国家主席と同様、党の青年組織である「中国共産主義青年団」(共青団)出身で、2007年に中央政治局常務委員に就任。さらに2013年、全人代の会議において第7代国務院総理(首相)に選出された。2022年10月に行われた中国共産党全国大会まで習近平国家主席に続くNo.2の序列だったが、定年となる年齢(68歳)に満たない状況にもかかわらず中央政治局委員から外れる。その後、2023年3月の任期満了に伴い首相を退任。

中国共産党第5世代の指導者として経済学博士号を有するエリートで知られ、遼寧省党委書記・河南省党委員会書記といった要職も歴任。実践する経済政策は「リコノミクス」と評されるなどポテンシャルの高さが注目を集めたものの、習近平国家主席への権力一極集中が進み、両者の溝も指摘される中、存在感と影響力の低下が顕著になっていた。

死因は、突発性の心臓病(心臓発作)とされている。68歳。上海にて療養中であったとのこと。また、糖尿病や、肝臓疾患・腎臓疾患などに罹っていたともされる。死去の事実は、中国の国営メディア「中国国営新華社通信」により報じられた。

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