酒見賢一

(さけみけんいち)
作家・小説家。

1988年に愛知大学を卒業後、翌1989年にファンタジー小説「後宮小説」で作家デビュー。中国の歴史をテーマとしたこの作品で、第1回日本ファンタジーノベル大賞を獲得。また、1990年には、この作品を原作としてテレビアニメ「雲のように風のように」が制作され、日本テレビ系列で放送され話題を呼んだ。

さらに、同じく中国の歴史をテーマとし、戦国時代を舞台にストーリーが繰り広げられる「墨攻」は漫画化された上、日本・韓国・中国の合同制作により映画化も果たした。

その他の作品に、「陋巷に在り」「聖母の部隊」「ピュタゴラスの旅」「分解」「語り手の事情」「泣き虫弱虫諸葛孔明」などがある。上述した「墨攻」以外に、このうち「陋巷に在り」「泣き虫弱虫諸葛孔明」も漫画家されている。

随筆(エッセイ)では、「中国雑話・中国的思想」など。

受賞歴に、上述した日本ファンタジーノベル大賞の他、1992年の中島敦記念賞、2000年の新田次郎文学賞などがある。

死因は、呼吸不全であった。59歳。

タイトルとURLをコピーしました