さとうわきこ

絵本作家。「子どもの文化研究所」所員。絵本を始めとする児童向け出版物に向けた絵画などを制作する美術家団体「一般社団法人日本児童出版美術家連盟」所属。なお、「松島わき子」のペンネームによる活動歴もある。

1935年に東京市品川区(現在の東京都品川区)に生まれ、東京都練馬区に本部を置く都立大泉高校を卒業後、映画会社やデザイン会社への勤務などを経て、挿絵作家として独立。以後、数々の作品を発表する傍らで、長野県岡谷市などで「小さな絵本美術館」も主宰した。

特に、ロングセラーとなった「ばばばあちゃん」シリーズで有名。同シリーズは、元気で愉快な「ばばばあちゃん」が活躍するストーリーで、1987年の「いそがしいよる」から始まり、「あめふり – ばばばあちゃんのおはなし」や「ばばばあちゃんのかんてんりょうり」など、全部で19の作品がある。

そのほかの作品には、「せんたくかあちゃん(シリーズ)」「おつかい」「とりかえっこ」「ねえ、おきて!」「ちいさいねずみ」など。

長野県諏訪市にある病院にて死去。死因は、大動脈解離であった。89歳。死去の事実は、葬儀などを近親者で済ませたあと、亡くなってから10日ほどが経過してから明らかとなった。

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