佐川満男

(さがわみつお)
歌手・俳優・タレント。歌手として「今は幸せかい」などのヒット曲を持ち、紅白歌合戦にも4度の出場歴を誇るほか、俳優としても「水戸黄門」「カムカムエヴリバディ」「オードリー」など数々の人気ドラマに出演したことで知られている。なお、「佐川ミツオ」(読み同じ)の芸名で活動していた時期もある。歌手・女優である伊東ゆかりの元夫。ポップス歌手である宙美の父。作家である佐川一政は甥にあたる。

兵庫県神戸市に生まれ、神戸市立須磨高等学校を中退後、1960年に「佐川ミツオ」の芸名でビクターレコードより歌手デビューを果たす。デビュー曲のタイトルは、「二人の並木径」であった。以後、多くのヒット曲を発表し、紅白歌合戦にも出場した。結核やネフローゼ症候群を患い、入院生活を送るなど低迷していた時期もあったが、1968年に「佐川満男」に名義を変更し、「今は幸せかい」を大ヒットさせる。一方で、俳優として数々のテレビドラマや映画でも活躍した。

歌手として発表した楽曲には、上述したデビュー曲「二人の並木径」や、最大のヒット曲「今は幸せかい」を始め、「ゴンドラの唄」「かんにんしてや」「フランス人のように」「背広姿の渡り鳥」「可愛いあの娘は拾と六」「ダッコちゃん」「東京小僧」「熱海ブルース」「初恋三田浜節」「サレンダー」「チャンチキ三度笠」「逢いたいなァママ」「勘太郎月夜唄」「恋しいユリコ」「太陽に向って」「山男の唄」「どないしよう」「泣いちゃいないさ」「三年鴉」「明日に夢を持ちましょう」「ありがとうあなた」「フランス人のように」「白い朝」「いつでもどうぞ」「別れの時が来た」「ちょっと待って下さい」「街」「女の四季」「離婚」などがある。

アルバムでは、「女のバラード」「今は幸せかい」「ワン・レイニー・ナイト・イン・大阪」「愛のハーモニー」「かんにんしてや」「DAY BY DAY」など。

NHK(日本放送協会)が主催する年末恒例の歌番組「紅白歌合戦」には、上述した通り4度の出場歴(1961年・1962年・1969年・1970年)がある。

俳優として出演したテレビドラマには、上述した「水戸黄門」「カムカムエヴリバディ」「オードリー」を始め、「新・なにわの源蔵事件帳」「誰かが見ている」「遠山の金さん」「とおせんぼ通り」「夫婦善哉」「やんちゃくれ」カーネーション」「だんだん」「べっぴんさん」「マッサン」「おちょやん」「ふたつの愛」「鬼平犯科帳」「この指とまれ2」「終のすみか」「京都殺人案内(シリーズ)」「狩矢父娘(シリーズ)」「おみやさん」「科捜研の女」「タイトロープの女」「わたしをみつけて」「鵜飼いに恋した夏」「遺留捜査」「不惑のスクラム」「あったまるユートピア」「ちかえもん」「スローな武士にしてくれ」などがある。

映画では、「極道の妻たち(シリーズ)」「難波金融伝・ミナミの帝王」「借王2」「パ★テ★オ」「無鉄砲大将」「大阪ビッグ・リバー・ブルース」「亡国のイージス」「新・仁義なき戦い」「罪の声」「忍たま乱太郎」「最後の忠臣蔵」「あまろっく」など。

故郷である兵庫県神戸市にある病院にて死去。死因は、胆嚢炎(たんのうえん)であった。84歳。死去の事実は、葬儀などが近親者によって行われたあと、亡くなって8日ほどが経過してから明らかとなった。

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