葵わか葉

(あおいわかば)
浪曲師。長崎県対馬郡峰町出身。一般社団法人「日本浪曲協会」の理事や参与などの要職を歴任した。同じく女性浪曲師で日本浪曲協会名誉顧問を務め、「岸壁の母」などの作品で有名な二葉百合子と双璧をなす人物として有名。

1958年、広沢駒造派の大隈輝子に師事。入門直後は「大隈ときわ」の名前だったが、ほどなくして「峰ときわ」に改名。さらに1968年、「葵わか葉」を襲名して歌舞伎座にて看板披露した。

主な古典演目に、「三十三間堂棟木の由来」「千代という女ありけり」「女国定」「耳なし芳一」「縁結び」「母を尋ねて幾年ぞ」など。新作演目では、「無法松の恋」「恩讐青の洞門」「義経主従」「千姫さま」など。

東京都内にある病院にて死去。死因は、呼吸不全であった。83歳。死去の事実は、近親者によって葬儀などが執り行われたあと、亡くなって11日ほどが経過してから明らかとなった。

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