ヘンリー・フォンダ

俳優・映画プロデューサー。「ハンク」の愛称で親しまれ、第二次世界大戦中から戦後にかけて活躍した世界的な俳優の1人。女優・作家・政治活動家であるジェーン・フォンダ、および俳優であるピーター・フォンダの父。元女優であるブリジット・フォンダ、および俳優であるトロイ・ギャリティの祖父。

アメリカ合衆国中西部に位置するネブラスカ州グランド・アイランドに生まれ、12歳にしてニュース映画にて早くもデビューする。その後、1925年に初舞台、1929年にはニューヨーク・マンハッタンのブロードウェイにデビュー。以後、舞台にて演技力を磨きながら、映画を中心に数々の作品に出演するようになる。

代表的な出演映画には、ジョン・フォードが監督を務めた1946年の西部劇映画「荒野の決闘」や、シドニー・ルメットが監督を務めた1957年のサスペンス映画「十二人の怒れる男」などがある。

そのほかに出演した映画には、「運河のそよ風」「浪費者」「恋の歌」「暗黒街の弾痕」「丘の一本松」「黒蘭の女」「或る女」「美人は人殺しがお好き」「地獄への道」「モホークの太鼓」「若き日のリンカーン」「レディ・イヴ」「怒りの葡萄」「運命の饗宴」「ビッグ・ストリート」「朝はまだ来ない」「牛泥棒」「ミスタア・ロバーツ」「アパッチ砦」「間違えられた男」「戦争と平和」「ワーロック」「女優志願」「胸に輝く星」「スペンサーの山」「史上最大の作戦」「未知への飛行」「バルジ大作戦」「危険な道」「刑事マディガン」「燃える戦場」「ウエスタン」「絞殺魔」「エスピオナージ」「ミスター・ノーボディ」「テンタクルズ」「ミッドウェイ」「ジェット・ローラー・コースター」「スウォーム」「グランドキャニオンの黄金」「メテオ」「黄昏」など、多数。

また、テレビシリーズ・テレビ映画には、「胸に輝く銀の星」「太陽の流れ者」「決裂への道/トルーマン対マッカーサー」「冤罪」など。

主な受賞歴に、アカデミー賞(主演男優賞、名誉賞)を始め、英国アカデミー賞(外国男優賞)、AFI賞(生涯功労賞)、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門主演男優賞、セシル・B・デミル賞)、グラミー賞(最優秀スポークン・ワード・アルバム賞)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞(主演男優賞)、トニー賞(特別賞、演劇主演男優賞)など、多数。

死因は、心臓病であった。77歳。

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