パルヴェーズ・ムシャラフ

政治家・軍人。パキスタン・イスラム共和国における第10代大統領を務めたことで知られている。なお、「パルヴェーズ・ムシャッラフ」「パルベズ・ムシャラフ」「パルベズ・ムシャッラフ」「ペルベズ・ムシャラフ」「ペルベズ・ムシャッラフ」など、日本ではさまざまな表記がなされているが、英語表記は「Pervez Musharraf」。

パキスタン陸軍参謀総長・統合参謀本部議長を始め、首相に相当する最高行政官かつ最高権力者と言われる行政長官(Chief Executive)などを歴任した後、確執があったとされる当時の首相ナワーズ・シャリーフをクーデターの敢行により失脚させ、パキスタン大統領に就任。大統領辞任後は、最高裁長官らに対する不法解任や拘束、憲法の停止などを理由に国家反逆罪に問われ、事実上の亡命生活を送っていた。本人不在のまま死刑判決が下ったこともあるが、違法な裁判であったとして、のちに高等裁判所によってこの判決は破棄され、やり直しが命じられている。

アラブ首長国連邦・ドバイ首長国の最大都市ドバイにある病院にて死去。死因は、難病であるアミロイドーシスとされる。79歳。同病を患い、2016年頃よりドバイにて闘病生活を送っていた。

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