ロバート・アルドリッチ

映画監督・プロデューサー(アメリカ)。日本では、「ロバート・オルドリッチ」と表記されることも多い。アメリカの政治家で上院議員などを務めたネルソン・オルドリッチの孫。

アメリカ合衆国バージニア州シャーロッツビルに本部を構えるバージニア大学(ヴァージニア大学)を中退後、大手の映画製作・配給会社であるRKOピクチャーズに入社。チャールズ・チャップリンらの助監督などを務めながら、映画製作のイロハを学ぶ。その後1953年に、エドワード・G・ロビンソンが主役を演じた映画「ビッグ・リーガー」で監督デビュー。以後、数々の映画においてメガホンを握ったほか、映画産業で働く監督らの利益を代表する労働組合である全米監督協会の会長といった要職も務めた。

監督や製作を手掛けた主な作品には、上述のデビュー作「ビッグ・リーガー」を始め、「アパッチ」「キッスで殺せ!」「ベラクルス」「ガーメント・ジャングル」「枯葉」「ガン・ファイター」「何がジェーンに起ったか?」「ソドムとゴモラ」「飛べ!フェニックス」「女の香り」「特攻大作戦」「何がアリスに起ったか?」「ワイルド・アパッチ」「傷だらけの挽歌」「燃える戦場」「合衆国最後の日」「ハッスル」「ロンゲスト・ヤード 」「クワイヤボーイズ」「カリフォルニア・ドールズ(遺作)」などがある。

テレビドラマ・テレビシリーズでは、「Schlitz Playhouse of Stars」「Four Star Playhouse」「China Smith」「The Doctor」「Adventures in Paradise」など。

主な受賞歴に、ベルリン国際映画祭監督賞(銀熊賞)、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞などがある。なお、1959年の第9回ベルリン国際映画祭では、審査員長も務めた。

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスにて死去。死因は、腎不全であった。65歳。

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