ロベルト・バルボン

元プロ野球選手(内野手)、野球解説者・野球コーチ。「チコ」の愛称で知られている他、チコ・バルボンとも呼ばれた。チコとは、スペイン語で「男の子」の意。

母国キューバより、メジャーリーガーを目指して渡米し、マイナーリーグのワシントン・セネタースやベーカーズフィールド・インディアンス、ホーネル・ドジャースなどでプレイした。その後来日し、阪急ブレーブス(10年間)や近鉄バファローズ(1年間)でプレイ、盗塁王やベストナイン、最多安打を獲得するなど活躍し、オールスターゲームにも出場した。外国人で盗塁王となったのは、現在でも当人含めて2名のみ。外国人選手として初の1,000本安打も達成。また、歴代外国人選手トップとなる最多出場試合数1,353の記録も持っていた(後に、タフィ・ローズが記録を更新)。引退後は、阪急でコーチを務めた後、阪急・オリックスで球団職員として従事し、ブーマーやマルカーノの通訳も務めた。

死因は、急性肺炎であった。89歳。死去日は、奇しくも90歳を迎えるはずの誕生日前日であった。死去について、日本ではオリックス・バファローズより発表された。

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