チャック・クーパー

元バスケットボール選手(アメリカ)。北米プロバスケットボールリーグ(略称:NBA、日本では「全米バスケットボール協会」とも呼ぶ)におけるドラフトにおいて、史上初めて黒人選手として指名を受けた人物として知られている。

アメリカ合衆国北東部・ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれ、同市にあるカトリック系私立大学・デュケイン大学に入学。同校のバスケットボールチームにて1年生時からレギュラーとして起用され、通算990得点を挙げるなどの活躍を見せた。在学中は、オールアメリカンチームのメンバーにも選出された。

卒業後、1950年のNBAドラフトでボストン・セルティックスより指名を受け、上述の通りNBA初となる黒人のドラフト指名選手となった。NBA通算での成績は、409試合に出場、2,725得点、2,431リバウンド。黒人選手でもNBAで通用することを証明したとして高い評価を受けた。1955-56シーズンを最後に現役を引退。

現役引退後は、アメリカ合衆国最大級の研究機関型州立総合大学・ミネソタ大学にて社会福祉学の修士号を取得し、地元ピッツバーグにて貧困や差別を撲滅するための活動に尽力した。1974年、ピッツバーグ・スポーツ殿堂入り。

死因は、肝癌であった。57歳。

タイトルとURLをコピーしました