バート・ケネディ

映画監督・映画脚本家・映画プロデューサー(アメリカ)。特に、西部劇のジャンルにおいて、数々の作品を残したことで知られている。

両親は、舞台での歌・踊り・手品・漫才などのショー・ビジネスを手掛けるヴォードヴィリアンであり、幼少時代から芸能の世界に触れていた。第二次世界大戦では、アメリカ陸軍の1つである第1騎兵師団に所属し、ブロンズ・スター(青銅星章)、シルバー・スター(銀星章)、パープル・ハート(名誉負傷章)といった勲章を受章している。

ラジオ番組などの脚本を手掛けていたが、バッド・ベティカーが監督を務め、ランドルフ・スコットやリー・マーヴィン、ゲイル・ラッセルらが出演した西部劇映画「七人の無頼漢」の脚本によって一般映画へのデビューを果たす。また、監督としてのデビューはロバート・ライアンが主演を務めた「裏切りの国境」である。

監督・脚本を手掛けた主な映画には、上述した「七人の無頼漢」「裏切りの国境」を始め、「反撃の銃弾」「イエローストン砦」「決闘コマンチ砦」「モンタナの西」「続・荒野の七人」「銭の罠」「戦う幌馬車」「ガンファイターが帰って来た」「夕陽に立つ保安官」「大悪党 ジンギス・マギー」「国境のかなたに明日はない」「地平線から来た男」「大列車強盗」「ホワイトハンター ブラックハート」「マイホーム・コマンドー」「スパイ大混戦」などがある。

テレビ映画やテレビドラマの分野でも多くの作品において監督を務め、その作品には、「ミスター・ウエストの奇妙な冒険」「アラモ2」「ダウン・ザ・ロング・ヒルズ 遥かなる荒野」「コンクリート・カウボーイ」「コンバット!」などがある。

アメリカ西海岸のカリフォルニア州にて死去。亡くなった状況や死因等の詳細は不明。78歳。

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