広川太一郎

(ひろかわたいちろう)
俳優・声優・ラジオパーソナリティ・DJ・司会者。元女優である加茂良子の夫。歌手・声優である広川あけみの兄。

個性的な口調で数々のダジャレやアドリブが飛び交うユーモア溢れたトークや演技は、「広川節」と呼ばれ称えられた。

多数の映画やテレビドラマに出演した他、テレビアニメ・劇場アニメ・海外アニメにおける数々のキャラクターの声や、海外映画・海外ドラマにおける吹き替えも数多く担当した。

俳優として出演した主な映画には、「男はつらいよ」「殺すまで追え・新宿25時」「あいつばかりが何故もてる」「チーちゃんごめんね」「笑う大天使」などがある。

また、テレビドラマでは、「竜馬がゆく」「星光る」「忍者部隊月光」「家光が行く」「竜馬におまかせ!」など。

声優として出演した主なテレビアニメ・劇場アニメには、「スーパーマンの新冒険」「リボンの騎士」「ムーミン」「紅三四郎」「アンデルセン物語」「天才バカボン」「巨人の星」「宇宙戦艦ヤマト」「あしたのジョー」「キャプテン・フューチャー」「ルパン対ホームズ」「ミラクル☆ガールズ」「名探偵ホームズ」「それいけ!アンパンマン」「ヤマトよ永遠に」「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」「ポケットモンスター・水の都の護神 ラティアスとラティオス」「パーマン・タコDEポン!アシHAポン!」などがある。

吹き替えを担当した海外映画は、「マダムと泥棒」「サイコ」「空から星が降ってくる」「大海賊」「昼下りの決斗」「昼下りの情事」「凶人ドラキュラ」「宇宙戦争」「テキサス」「ピンクの豹」「地上最大の脱出作戦」「ミクロの決死圏」「炎の女」「紳士は金髪がお好」「地球最後の日」「クィーン・メリー号襲撃」「宇宙からの脱出」「女王陛下の007」「アトランティス7つの海底都市」「大頭脳」「ミスター・ノーボディ」「おかしなおかしな石器人」「ドラゴンロード」「スプラッシュ」「ビッグ・ビジネス」「ショート・サーキット2」「張り込み」「ジキル博士はミス・ハイド」「ビーン」「裸のサンタクロース」「くたばれ!ハリウッド」「ハッピー・フライト」など、多数。

吹き替えを担当した海外ドラマには、「サンセット77」「0022アンクルの女」「奥様は魔女」「アダムス・ファミリー」「巨人の惑星」「南海のマイク」「謎の円盤UFO」「探偵スヌープ姉妹」「スパイ大作戦」「愛と哀しみのマンハッタン」「刑事ナッシュ・ブリッジス」「アメリカン・ブルーパーズ」「ハネムーン」「クィーン・コング」「0011ナポレオン・ソロ」「花のスチュワーデス」などがある。

また、日本での放送時に声の出演を果たした海外アニメでは、「チキチキマシン猛レース」「虹をつかむネコ」「まんがバットマン」「ミクロ決死隊」「ロケット・ロビンフッド」などがある。

その他、「おはようテレビ朝日」「23時ショー」「ビートたけしの!こんなはずでは!!」「今夜は最高!」「プレミアの巣窟」「プロ野球珍プレー好プレー大賞」「スーパージャンボクイズ’80」といったバラエティ番組・クイズ番組・情報番組にも、司会・ナレーション・ゲストなどさまざまな形で出演。

さらに、「アサヒ黒生」(アサヒビール)、「グルメキャップ」(エースコック)、「クロックアドベンチャー」(コーエー)、「チョコボの不思議なダンジョン」(スクウェア、現・スクウェア・エニックス)、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(セガ)、「サニー1200クーペGX」(日産自動車)、「極盛やきそば」(日清食品)、「スーパードンキーコング」(任天堂)、「カペラ」(マツダ)、「エンゼルパイ」(森永製菓)、「クランキーチョコレート」(ロッテ)、「新ビオフェルミン」(ビオフェルミン製薬)、「ホテルサンハトヤ」(ハトヤホテル)などのテレビCM(多くなナレーションを務めた)や、「男たちの夜かな」「ハローヤングラブ」「プレイボーイ2」「レコパル音の仲間たち」「星へ行く船」といったラジオ番組などでも活躍した。

東京都渋谷区にある病院にて死去。死因は、癌であった。69歳。晩年も積極的な活動を展開していたが、体調を崩しがちであったという。

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