廣田昌義

(ひろたまさよし)
文学者(フランス文学)。京都府京都市に本拠を置く国立大学である京都大学の名誉教授。主に17世紀フランスにおける哲学や文学を専門とする。表記は「広田昌義」とも。

東京大学を卒業後、同大学大学院に進学するも中退し、東京都国立市に本拠を置く国立大学である一橋大学の講師を務め、のちに助教授となる。1980年に京都大学にて助教授、1984年に同大学教授に昇進。2001年に同大学名誉教授に就任した。

翻訳や編集を手掛けた代表的な書籍に、フランスにおけるマルクス主義の社会学者・哲学者であるアンリ・ルフェーヴルの「言語と社会」や、フランス王国・ブルボン朝時代における劇作家・俳優であったモリエール(ジャン=バティスト・ポクラン)の「モリエール全集」などがある。そのほかの訳書・編集書には、「哲学講義/行動」(ポール・フルキエ)、「壁は語る – 学生はこう考える」(J.ブザンソン)、「生涯の軌跡/パスカル全集」(ブレーズ・パスカル)、「文学史再考」(クレマン・モワザン)、「モリエール全集・恋と病い」(モリエール、ロジェ・ギシュメール)、「パスカルの形而上学」(エドゥアール・モロ=シール)、「寝るまえ5分のパスカル」(アントワーヌ・コンパニョン)など。

愛知県名古屋市にある自宅にて死去。死因などの詳細は明らかになっていない。85歳。死去の事実は、近親者で葬儀などが済まされたのち、亡くなってから8日後に明らかとなった。

タイトルとURLをコピーしました