大野靖子

(おおのやすこ)
脚本家。テレビドラマを中心に、多くの映画作品にも携わり、さまざまなジャンルで優れた脚本を生み出すプロフェッショナルであった。紫綬褒章・旭日小綬章受章者。

代表的な作品には、山口瞳の長編小説「兆治」を原作とし、降旗康男監督、高倉健主演による1983年の映画「居酒屋兆治」がある。

脚本を担当したそのほかの映画では、「蝦夷館の決闘」「沖田総司」「華麗なる闘い」「東京湾炎上」「未完の対局」などがある。

また、テレビドラマでは、「天城越え」「火の記憶」「遠い接近」「数の風景」「書道教授」「黒い空」「寒流」「渡された場面」「わるいやつら」「留守宅の事件」「恐喝者」「やさしい地方」「熱い絹」「聞かなかった場所」「波の塔」「六畳の生涯」といった数々の松本清張シリーズを始め、「花神」「国盗り物語」「霧の旗」「流れてやまず」「ザ・商社」「その人の名を知らず」「われは女成りけるものを」「柳橋慕情」「熱い絹」「加賀百万石 – 母と子の戦国サバイバル」など、多数。

著書に、「少女伝」「流れてやまず」など。

主な受賞歴に、日本女性放送者懇談会賞、日本アカデミー賞(優秀脚本賞)、中国・金鶏賞、放送文化基金賞、文化庁芸術祭大賞などがある。

死因は、卵巣癌であった。82歳。

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