大堀太千男

(おおほりたちお)
官僚。元警視総監として知られている。勲二等旭日重光章。

東京大学を卒業後、1955年に警察庁に入庁。宮内庁長官官房総務課長、警察庁警務局人事課長などを経て、1979年に警視庁総務部長。1983年には、神奈川県警察本部長に就任した。翌1984年に警視庁副総監、さらに翌1985年に警察庁警務局長を務め、1988年、警察庁長官に次ぐ地位として、警察官の階級としては最高位となる警視総監に登り詰めた。翌1989年には、昭和天皇の崩御に伴い、全国の警察官のトップとして大喪の礼における警備を陣頭指揮した。

1990年の警視総監退官後は、阪神高速道路公団理事長、運輸審議会委員などの要職を歴任。また、2007年からは、アミューズメント機器やゲームソフトなどの製造・販売、スポーツクラブの運営などを事業として展開するコナミ株式会社の監査役も務めていた。

死因は肝内胆管癌であった。83歳。

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