太田純

(おおたじゅん)
実業家・企業家・銀行家。株式会社三井住友フィナンシャルグループ代表執行役社長。

京都大学を卒業後、1982年に住友銀行(現・三井住友銀行)に入行。営業部長・統括部長などを経て、2017年、三井住友フィナンシャルグループの副社長に就任。2019年に社長に就いた。

数々のサービスのデジタル化など、グループ全体のデジタル戦略を推進し、業務改善や事業変革に尽力してきた。投資銀行統括部長時代であった2009年には、アメリカ・シティグループより買収した日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)との連携に力を入れるなど、既存の枠に囚われない思考で手腕を発揮。また、個人向けの総合サービス「Olive」(オリーブ)の推進を主導したり、「TSUTAYA」(ツタヤ)で有名なカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」と自社ポイント事業である「Vポイント」の統合を進めたりしたことでも知られている。

その他、日本電気株式会社(NEC)取締役、一般社団法人日本経済団体連合会副会長などの要職も歴任した。

死因は、膵臓癌であった。65歳。死去の前月まで積極的に業務を遂行していたものの、10日程前に行われた決算会見への出席は、直前でキャンセルしたという。

タイトルとURLをコピーしました