ルイス・ジャンピエトリ

政治家(ペルー)。元ペルーの首都リマにおける市議会議員。元ペルー第1副大統領、兼国会議員。旭日大綬章受章者。

1996年12月の「在ペルー日本大使公邸占拠事件」(在ペルー日本大使公邸人質事件)において、人質となっていたことで知られている。

ペルーの首都リマで発生したこの事件は、左翼ゲリラ「トゥパク・アマル革命運動(MRTA)」のメンバー14名によって駐ペルー日本国大使公邸が占拠されたもの。622名にも及ぶ人質が軟禁される緊迫した状況は4ヶ月以上(127日間)に及び(人質は段階的に解放され、最終的には70名程度)、翌1997年4月にペルー軍の特殊部隊が突入し、人質全員が解放されてようやく終結した。当時、海軍少将だったジャンピエトリ氏は、差し入れのギターなどに忍ばせて公邸内に持ち込まれた機器によって当局と交信しながら、掃討指揮官として軍特殊部隊突入にGoサインを発する重大な役目を担っていた。

その後、1998~2002年にリマ市議を、2006~2011年には国会議員として第1副大統領を務めた。

著書に、「日本大使公邸襲撃事件 占拠126日と最後の41秒間」などがある。

死因詳細不明。82歳。死去の事実は、ペルーのメディアによって伝えられた。

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