高橋治朗

(たかはしじろう)
実業家。愛知県名古屋市に本社を構え、港湾運送事業を展開する総合物流企業・名港海運株式会社の会長、元社長。

一橋大学を卒業後、1956年に海運会社である大阪商船株式会社(1964年に三井船舶株式会社と合併、大阪商船三井船舶株式会社となり、現在は株式会社商船三井)に入社、1961年に名港海運に転職、常務・副社長・代表取締役社長を経て、2001年に代表取締役会長に就任。

その他、愛知県名古屋市でベンチャーキャピタルを営む名古屋中小企業投資育成株式会社の社長を始め、同じく愛知県名古屋市の劇場である株式会社御園座の監査役、トヨタグループの大手総合商社である豊田通商株式会社の取締役など、地元愛知の有力企業において要職を歴任。

また、日本商工会議所副会頭、名古屋商工会議所会頭、東海商工会議所連合会会長、日本関税協会理事、中部経済連合会常任幹事などの公職も務めた。名古屋商工会議所会頭時代には、2011年に名古屋港が国際バルク戦略港湾に選定される際、政府との調整に貢献。同年の東日本大震災でも被災地のために地元の機械を提供するなど、音頭を取った。

死因などの詳細は不明。90歳。

タイトルとURLをコピーしました