パオロ・タヴィアーニ

映画監督・脚本家。兄であるヴィットリオ・タヴィアーニとともに活動し、「タヴィアーニ兄弟」として知られている。なお、「パオロ・タビアーニ」と表記されることも多い。

1954年、短編映画「San Miniato, luglio ’44」にて兄とともに監督デビュー。以後、2人で数々の映画でメガホンを握った。代表作に、ベルリン国際映画祭で最高の栄誉となる金熊賞を受賞した「塀の中のジュリアス・シーザー」や、カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞した「父/パードレ・パドローネ」などがある。

そのほかの主な監督作品には、「火刑台の男」「危険分子たち」「イタリアは貧しい国ではない」「サン★ロレンツォの夜」「フィオリーレ」「カオス・シチリア物語」「ある貴婦人の恋」「ひばり農園」「サンフェリーチェ」「グッドモーニング・バビロン!」「遺灰は語る」などがある。

上述した賞以外の受賞歴に、ヴェネツィア国際映画祭(栄誉金獅子賞、パジネッティ賞)、カンヌ国際映画祭(国際映画批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞、審査員特別グランプリ)、モスクワ国際映画祭(金賞)、ベルリン国際映画祭(エキュメニカル審査員賞、国際映画批評家連盟賞)、全米映画批評家協会賞(監督賞)など、多数。

イタリア・ローマの病院にて死去。死因は明らかになっていないが、短い闘病生活を送っていたとのこと。92歳。

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