土肥孝治

(どひたかはる)
弁護士・元検事総長。瑞宝大綬章受章者。

検事任官・最高検察庁検事・大阪地検検事正・大阪高等検察庁検事長・東京高等検察庁検事長などを歴任したのち、1996年より検事総長に就任。2年半務めた後は弁護士となり、自動車メーカーであるマツダ株式会社や、住宅メーカーである積水ハウス株式会社、電力会社である関西電力株式会社などの社外監査役に就任した。

なお、大阪地検検事正時代には、戦後における最大の経済事件と言われている「イトマン事件」の捜査を指揮したことで知られている。

その他、株式会社アーバンコーポレイションの社外取締役や、大阪産業大学の理事長、関西テレビ放送株式会社の取締役なども歴任した。

関西に強力な人的ネットワークがあることから、「関西検察のドン」などと呼ばれ、その中心的な存在とされた。

著書に、「千虚、一実に如かず」などがある。

死因は、心不全であった。90歳。

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