松尾羊一

(まつおよういち)
放送評論家。「テレビは何をしてきたか」などの著作で知られている。

1930年東京都に生まれ、早稲田大学を卒業後、株式会社文化放送でのディレクター業などを経て放送評論家となる。雑誌のコラムなどにおける執筆活動の傍ら、KADOKAWA発行の人気テレビ情報誌「ザテレビジョン」が主催する「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」の審査員なども務めた。そのほか、民間放送教育協会企画委員、放送番組センター理事、文化放送番組審議委員、目白女子短期大学非常勤講師なども歴任した。

著書に、上述した「テレビは何をしてきたか」(副題:ブラウン管の中の戦後風俗史)を始め、「テレビドラマのなかの家族」「テレビ徒然草」「テレビ遊歩道」「テレビドラマを読む – 映像の中の日本人論」など。

主な受賞歴に、NPO法人放送批評懇談会によるギャラクシー賞(志賀信夫賞)などがある。

死因は、大腸癌であった。94歳。なお、死去の事実は、亡くなって2ヵ月近くが経過してから各種メディアにて一斉に報道された。

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