渕上貞雄

(ふちがみさだお)
政治家。元参議院議員(1989~2010年、4期)。社会民主党の副党首を始め、同党の選挙対策委員長や幹事長、福岡県連代表などを歴任した。

西日本鉄道株式会社の労働組合幹部や、鉄道会社やバス会社の労働組合連合組織である日本私鉄労働組合総連合会の地方幹部を経て、1989年の参議院議員選挙(福岡県選挙区補欠選挙)に日本社会党(現・社会民主党)より出馬し、初当選。3年後の参議院議員選挙では比例代表に転じ(拘束名簿順位8位)、再当選。以後、2004年の第20回参議院議員通常選挙まで、合計4度の連続当選を果たす。

この間に、幹事長や選挙対策委員長など、社会民主党の要職を歴任。2001年からは約9年に渡って副党首を務め、2009年の鳩山由紀夫内閣総理大臣(当時)が率いる連立政権では、与党内における諸所の調整を担った。

2010年の参議院議員選挙には出馬せず、政界を引退。2018年には社会民主党福岡県連の代表も退任した。

病院にて死去。死因は、尿管癌であった。86歳。晩年は体調を崩しがちで、入退院を繰り返していたという。

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