若林正俊

(わかばやしまさとし)
政治家・農林水産官僚。衆議院議員・参議院議員の双方を務めた。所属政党は、自由民主党。旭日大綬章受章者。

農林水産大臣・環境大臣を務めた他、財務副大臣、総務政務次官、大蔵総括政務次官、参議院政府開発援助等に関する特別委員長、参議院政治倫理審査会会長、参議院農林水産委員長などを歴任した。その他、所属政党である自民党内においても、長野県支部連合会会長、整備新幹線建設促進特別委員会副委員長、交通部会部会長、政務調査会審議委員、団体総局労働・消費者団体委員会委員長、憲法調査会会長代理、選挙制度調査会会長代理、高齢者特別委員会委員長、農林水産物貿易調査会会長など、数々の要職を歴任した。

東京大学を卒業後、農林水産省に勤務し、農林経済局金融課長、食品流通局市場課長、国土庁長官官房総務課長、構造改善局農政部農政課長などを歴任したのち、1983年の衆議院議員総選挙に自由民主党公認で長野第1区(当時)より出馬し、初当選を果たす。その後、1度の落選を挟みながら、衆議院議員を3期務めた。1996年の衆議院議員総選挙では再び落選したものの、1998年に参議院に鞍替えし、通常選挙に当選して国政復帰。

2006年、安倍晋三内閣総理大臣(当時)の第1次内閣にて環境大臣に任命され初入閣を果たすと共に、同年、内閣改造にて農林水産大臣に就任。2010年、参議院本会議場において不適切な採決行動(退席した青木幹雄議員の賛成ボタンを押してしまう)があったとして、民主党より懲罰動議が提出されたことに伴い、参議院議員を辞職。国政からも引退した。

著書(編著も含む)に、「日本の進路 – 科学技術立国への道」「誇りあるふる里づくり国づくり」「農地法の解説」などがある。

東京都内にある施設にて死去。89歳。病気療養中であったという。

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