坂篤郎

(さかあつお)
実業家・大蔵官僚。日本郵政の元代表取締役社長として知られている。東京都港区六本木に本社を置く総合不動産会社・デベロッパーである森ビル株式会社の特別顧問。瑞宝重光章受章者。

1947年、東京都生まれ。1969年に国家公務員上級試験に合格し、1970年に東京大学を卒業後、大蔵省へ入省。門司税務署長、国際金融局総務課長補佐、銀行局銀行課長補佐、東京国税局査察部長、主計局次長、関東信越国税局長などを歴任したのち、2019年10月に日本郵政の副社長に就任、2012年12月には代表取締役社長に昇格した。しかしながらこの社長昇格は、衆議院議員総選挙にて民主党が敗北し、政権離脱を余儀なくされる直前の駆け込み人事であることが明らかだったため、各方面から強い批判と反発が起こり、約半年後の2013年6月に更迭されて顧問となった。ところがこの人事も非難を受け、2014年3月に顧問を退任している。

そのほか、経済企画庁官房長、内閣官房副長官補、内閣府審議官、内閣府政策統括官、農林漁業金融公庫副総裁、日本損害保険協会副会長、社団法人日本損害保険協会副会長などの要職も歴任した。

著書に、「巨大地震 – 首都直下地震の被害・防災シミュレーション」など。

東京都内にある施設にて死去。死因は、肺炎であった。77歳。死去の事実は、家族にて葬儀や告別式が執り行われたあと、亡くなってから10日ほどが経過してから明らかとなった。

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