(つばきさだよし)
ジャーナリスト・元テレビ朝日取締役報道局長。政治的偏向報道に関する問題発言「椿発言」(あるいはそれを含めた一連の事件「椿事件」)で有名。
1936年生まれ。東京都小金井市に本部を構える東京学芸大学を卒業後、日本教育テレビ(現在の株式会社テレビ朝日)に入社。中国・北京支局長、アメリカ・ワシントン特派員、深夜のニュース番組「ANNニュースファイナル」キャスター、報道局長などを経て、1993年に役員(取締役)に昇進。
なお、椿事件とは、全国朝日放送(現在のテレビ朝日)の政治的な偏向報道による放送法違反が問われた1993年の事件で、一般社団法人日本民間放送連盟(略称:民放連)の会合における当人の発言に端を発する。具体的には、1993年6月の衆議院解散に伴う総選挙期間中に、「反自民の連立政権成立の手助けとなるような報道をしよう」といった姿勢が報道局内にあったというもの。当人は、衆議院での証人喚問を受け、偏向報道は行われていないとの意向を示したものの、この事件により報道局長および取締役の職を解任されている。
椿貞良 死因
死因など、詳細については不明。79歳。